運動すること

「大型犬が散歩の途中で

歩くのを嫌がるのはどうしてか?」

 

という質問をしたら、

あなたのペットのかかりつけ医は

どう答えるでしょうか?

 

「おそらく股関節形成不全ではないか」

と返答する先生が多いと思います。

 

「では、どうすればいいか?」

 

定期的なレントゲン検査や

関節サプリメント、

痛みがあれば痛み止めを

勧められるかもしれません。

 

私もこのような質問を受けたなら、

同じように
「股関節形成不全もしくは、

肘や膝にも形成不全などの

問題があるかもしれない。」


と答えるでしょう。

 

でも私は、

レントゲン検査やサプリメントは

勧めません。

 

サプリメントを飲んだところで、

形成不全は治りません。


薬ではありませんから。

 

定期的なレントゲン検査も、

無駄な被曝と犬にストレスを

与えるだけです。

 

私だったら、

股関節に負荷のかからない

運動をお勧めします。


もし、

お近くに犬のプールがあるのなら、

泳いで筋肉を付けてください。


水泳は最も適した運動法です。

 

足や腰を痛がると

「絶対安静」

と指導される事が多いと思います。


でも、これだけは覚えておいてください。

 

身体を支えているのは、骨ではなく筋肉です。

 

使わない筋肉は痩せていきます。


筋肉がないと身体を支えられなくなります。


特に大型犬は、立てなくなります。


関節サプリメントでは、

筋肉はつきません。


筋肉を付けるには、

運動しかないのです。

 

あとは、太らせない事。


ただし、

食事制限だけで

運動させないのはアウトです。


筋肉を痩せさせてはいけないのです。

 

近くにプールがないのなら、
痛がらない程度に歩かせたり、

血行が悪くならないように

マッサージや温灸、温パックなどを

してください。


毎日、継続してください。


安静はダメなのですよ。