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こじ君、またね。

昨日、6月16日 13時ちょっと前ぐらいに
小次郎君(愛称 こじ君)
虹の橋を渡って行きました。
17歳と約3ヶ月。
今月初めぐらいに風邪をひいてから、
一気に体調を崩し、回復する事なく
逝ってしまいました。

こじ君と出会ったのは、2002年の春。5月頃。
野良の子猫で溝に落ちていた所を、当時勤務していた動物病院に保護されました。

野良の子らしく、威嚇と猫パンチは一丁前。
捕まえる時は軍手が必須でした。
捕まってしまったら、大人しかったんですけどね。

溝に落ちた影響で、胸椎がずれてしまい、下半身が麻痺していました。

当時私は下半身麻痺の猫を飼っていたので、病院で圧迫排尿など世話をしていました。

「次飼うなら、黒白ハチワレのオスがいいな…」
と思っていた時でした。
まさにドンピシャの猫だったわけです。

病院から押し付けられた事もありましたが、来るべくして来た猫でした。

最初は軍手なしでは触れない子でしたが、
当時勉強中だった鍼治療の練習台にしたり、
一生懸命世話をしているうちに、超甘えん坊猫になりました。

最初は立つ事も自力排尿もできませんでした。
しかし、やがて多少麻痺はありますが、立って歩く事ができるようになり、自力排泄もできるようになりました。

ただ、オシッコは立ったまま、ウンチは歩きながらするので、後始末が大変でしたが…


でも、懐いているのは私だけ。
娘たちも数年前までこじ君に触れませんでした。
近づくだけで本気の猫パンチが飛んできましたから。

人に対してはこんな感じでしたが、
猫に対しては優しい兄貴であり、お父さんでした。

こじ君の少し後に、ねこ太郎がやってきました。
まだ赤ちゃんのねこ太郎の世話をしてくれてたのは、こじ君です。
それからさらに後にやってきた
ぶち子、虎三姉弟のお世話もよくしてくれました。
この姉弟は大きくなった今でも、こじ君に甘えていきます。
さらにその後にやってきた、こむぎちゃん、ぷぷ、ピピも受け入れてくれるオスだけど母性溢れた猫でした。

私の膝の上が大好きで、座るとよく乗ってきました。
布団で寝る時は、掛け布団と毛布の間に入って寝るのが好きでした。

食いしん坊で、海苔が大好きでした。

今、この時間、大好きな海苔とチュールと煮干し、フードを食べながら、天に昇ってます。

生まれ変わらず、私が天に召される時に迎えに来るそうです。
その時、また会おうね。